水問題に貢献できる日本の戦略オプション:マルチ・バイでゴー!
皆様、また怪しげな独断の意見を掲載して皆様からの叱咤激励をいただきたいと存じます。
今回は、日本が世界の水問題で貢献するための秘策の一つとして、日本が行う二国間協力と国際機関が行う多国間協力とを上手く組み合わせて(業界用語では「マルチ・バイ」と言うようです)、日本の得意な技術協力をもっと仕掛けて下さいと言う、お願いのような提言です。こんな事をここで書くのも、国際機関への日本の拠出金が膨大な額に上っているので、もっと日本は国際機関の仕事に口を出しても良いのではないかと言う、単純な疑問があります。また、拠出金で事業運営している国際機関と、拠出金を出している日本との間で協力できないはずはない!と言う単純な発想から書いています。
過去(1996年~2000年)に、厚生労働省はその少ないODA予算の中から、世界保健機関(WHO)への拠出金の一部を活用して、西太平洋地域(WHOが世界を6つに地域割りしている一つで、日本が含まれている地域です)の数カ国(ベトナム、カンボジア、フィジー、パラオ、トンガ、ミクロネシア連邦)について、水道分野での人材育成を推進するための調査を仕掛けました(その後、調査結果はWHOからの各国への提言内容も含めて報告書としてまとめられました)。飲料水供給のインフラ整備を進める際には、人材育成は欠かせないキーワードです!!!この調査自体は、マルチ・バイのやり方ではなかったのですが、日本が国際機関への拠出金を出すに当たって、その使い道や目的について口を出した事例の一つでしょう。
水道衛生分野では、国際機関、特にUNICEFやWHOが国をまたいだ地域的な取り組みの中で、人材育成、関連情報提供のための事業を積極的に推進しています。日本は二国間協力を通じて当該国に協力をしているので、UNICEFやWHOの現地事務所などと協力して進めると効果が高まるような事業もあると期待しています。
水問題の解決に向けて、マルチ・バイの効果が期待できる場合には積極的に仕掛けて行ってはどうでしょうか。
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