始めましょう
テーマAについて、議論のきっかけとなるように、日本水フォーラムの鈴木が手始めに投稿させていただきます。
テーマAは、「水インフラと人材育成」です。このテーマも他の2つと同じく、昨年度の第4回世界水フォーラムの準備段階からアジア太平洋地域の参加者の議論の中で提起された問題意識です。アジア・太平洋地域では、安全な水と衛生に対するアクセスが未だに非常に悪く、水道や下水道といったインフラ施設を整備することが必要、さらにその施設の維持管理のための人材育成が非常に大事ということです。水道、下水道、造水・海水淡水化、水資源開発、水資源管理、援助というセクターが中心になってくるのではないかと考えます。
この日本語ウェブログでは、例えば水道分野では、日本の水道について、アジア・太平洋地域に何を発信するべきか、日本の水道の歴史的な発展経緯、最新の浄水技術、水造り、水道管の維持修繕・補修技術、日本の水道法・行政組織など、や、そもそも発信する意義は何か、発信して技術移転をするのか、それは援助か民間資本か他の手法か、といろいろな議論がありそうです。西欧の水道企業ばかりが営利目的で途上国を席巻しかねない状況を打破すべきか、ほっといてもいいのか、民営化賛成か反対か、などの議論もありえます。
このウェブログでの意見交換と、その成果としてのサミットでの意見集約・発表が、将来の日本の水道行政や産業界にどう活用できるか、活用するための議論展開を念頭におきつつ、まずは自由に活発に議論をしましょう。
コメント
日本では水資源管理、上下水道などの分野にかかわる人々に対する人材育成としてどのような制度や取り組みがあるのでしょうか。
海外では、JICAの研修で日本に行った、という人によく会いますが、日本人の技術者に対する人材育成や教職者に対する水教育の仕組みがどうなっているのか、気になります。
このブログを通じて情報収集ができたらいいなと思っています。
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世界を俯瞰すると、既に水開発のレベルが安全圏に到達した地域と、そうでない地域とに分かれています。自由競争を是とする資本主義経済の中で考えるとごく当然なのかもしれませんが、水もまた(石油以上に)、地域間格差を一層拡大する争奪戦の材料になろうとしているのです。そのことが原因で生じる不安定や紛争を防ぐためにも、アジア・モンスーンの中で築き上げられた日本の水資源管理の良いところを、この地域に還元する努力が、もっと賞賛されるべきではないでしょうか。
| by 馬場仁志 | 03.23 2007 01:49 | url: |